マクロ経済政策に関する6つの論争
FEDは2009年11月から開始したマンキュー経済学読書会をきっかけとして発足しました。早いもので10年も経つので、過去に取り組んできた取り組みを今後少しづつご紹介していきます。
マンキュー経済学は全36章から構成されていて、月1で1章づつ読んでいくと3年で終わる計算です。2009年11月に勉強会を開始し、愚直にほぼ毎月実施していき、途中、マンキュー経済学の版が変わったりと色々ありましたが、無事2012年12月にマンキュー経済学を原著ですべて読み終えることができました。
マンキュー経済学で個人的におすすめなのが、1章に説明されている「経済学10大原理」と、最後の36章にて紹介されている「経済政策に関する6つの論争」です。前者はそれなりに有名なのでここでは後者を紹介します。後者の6つの論争とは具体的には以下です。
- 金融/財政政策運営者は、経済を安定させるべきか?
- 政府は不況への対応として、減税よりも財政支出をふかすべきか。
- 金融政策は、裁量よりもルールで運用すべきか
- 中央銀行はゼロインフレを目指すべきか
- 政府は、予算均衡を目指すべきか
- 貯蓄を刺激するために、税制改革は実施されるべきか
論争と言われるだけあって、それぞれについて経済学者でも意見は割れています。それぞれの論争に対してどういった主張があるかは、以下のスライドにまとめておりますので、議論の深淵に少しでも触れたいと思う方は是非以下のリンクに載せているスライドを読んでもらえればと思います。
Principles of Economics 6e [AISE]
- 作者: Mankiw
- 出版社/メーカー: センゲージ・ラーニング
- 発売日: 2011/05/23
- メディア: 用品
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る