FEDで振り返る2020年
もうすぐ2020年も終わろうとしています。今年は新型ウイルスの影響で人々の生活は一変しました。読書会や勉強会を開催しているFEDも同様で、今年はオフラインで開催できた会は1月のわずか1回でした。
しかしながらオンラインでの読書会を開催したことで、合計31回もの読書会を実施でき、結果として例年より多くの会ができました。またオンラインでの実施が中心になったことで、新たな発見もありました。
第一にオンラインをメインにしたことで、多くの人にご参加いただけました。関東以外の地域の方はもちろんのこと、アジアやヨーロッパの外国にいらっしゃる方にもご参加いただけました。
第二に時間を柔軟に設定できたことです。後述する「SHIFT」と「世界標準の経営理論」は朝の7時からオンラインで読書会を実施していますが、この時間に開始をしても20名前後の方にご参加いただけています。
第三に、zoomのブレイクアウトルーム を使うことで、少人数でしっかりとした議論ができたり、google docsを使うことでリアルタイムでメモを取りながら読書会ができたことがあげられます。
このようなことを踏まえると読書会というのはオンラインでも十分満足度が高い会を実施できるということが検証できました。今後もオンラインでの読書会をさらに洗練させたいと感じました。
上記を踏まえて、2020年に開催した読書会を簡単に振り返ります。
①世界標準の経営理論
ハーバードビジネスレビューで3年にもわたって連載されていた内容が書籍化されたものです。今年はこの本の輪読を開始しました。1章ごとに月2ペースで読書会を実施ています。FEDは元々マンキューのPrinciples of Economicsの輪読から生まれています。
今回はこの大著を輪読を通じてじっくり参加者の皆様と読める機会ができて非常に嬉しく思います。なお、予定では、1年後には全部読み終えている予定です。
②SHIFT読書会
世界標準の経営理論と同じくハーバードビジネスレビューで連載されたいた濱口秀司さんがの著書です。こちらもじっくりと読みたかったので、輪読形式で読書会を開催しています。
③新型コロナ関連の読書会
新型コロナウイルス関連の読書会として、冨山和彦さんが書かれた「コロナショック・ショック」と「コーポレート・トランスフォーメーション」を実施しました。新型コロナで変わったのは我々の生活だけでなく、企業の経営もです。この本を通じて、コロナを経て企業がどのように変容する必要があるかを学びました。
④著者をお招きした読書会
今年のメインはオンラインの読書会ではあったものの、例年通り著者を招いた会も上記2冊において実施することができました。オンラインでの著者を招いた読書会ではあったものの、zoomのブレイクアウトルーム を使うことで、例年以上に著者と参加者で一層交流することができたと感じております。
2021年もwith コロナでの生活が続いてくことが予想されますが、オンラインでの読書会を通じてミッションである「未来の金融をデザインする」を体現していきたいと思います。2021年もどうぞよろしくお願いいたします。