「ニュータイプの時代」読書会兼アート鑑賞会_2019年9月28日(土)
2019年9月28日に、はたらける美術館とともに山口周さん著の「ニュータイプの時代」についての読書会兼アート鑑賞会を実施しました。
今回読書会兼アート鑑賞会をするにいたった個人的な想いはこちらの記事をご確認願います。
当日は、最初に通常の読書会として本書を読んだ感想をシェアし、その後、はたらける美術館のファシリテーションが入ったArt For Bizを実施し、最後にテーマ毎に分科会に分かれて再度読書会を実施しました。
また、今回はFEDの初めての取り組みとしてグラレコも書いていただきました。当日のディスカッションの内容が絵で表現されるのはとても面白かったです。
前半のディスカッションでは以下のような意見が出ました。
- ニュータイプの人は、「何をやっているかわからない人」「肩書きがよくわからない」といった人が多いように感じる。有名人で言えば、ホリエモン、キングコング西野亮廣さん、落合陽一さん等があげられる。落合陽一さんもツイッターで「俺は毎日やってることをこれでもかと発信してるのに「何やってるかわからない」と言う人は何がわからないのかもう俺にはわからない」とつぶやいている。
- これまで、成功するための法則としてグリッド(やり抜く力)が必要と言われているが、この本は逃げることが重要と書かれている。逆のことが言われているのか。
→1万時間の法則とも関連するが、1万時間取り組んだことが成功したのではなく、成功をした人は結果的に1万時間費やしたと帰納法的に導き出している。グリッドも同じで、成功した人がグリッドを持っていたということで、グリットがあるという話ではないのではないか。 - ニュータイプでいうと、一つのことに固執してグリッドを発揮するのではなく、いろんなことに興味を持ちながら、複数のことをグリットを持ちながら多くのことに結果的に1万時間取り組むような感じではないだろうか。
- 速読をする人もいれば、精読する人もいる。本にも多様な読み方がある。ニュータイプの人は、速読、精読、読書を楽しむ等場合や状況に応じて、多様な本の読み方をできる人では
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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読書会の実施後は、ART for BIZを実施して、アートも観ながら感じたことを参加者間で共有をしていきました。
アート鑑賞会の後、後半のディスカッションでは①アートに興味を持つためには、②直感とセンスを鍛えるためのネクストステップはどうすれば良いのか、③New TypeとOld Typeの3つのグループに分かれて議論を実施しました。
最後に参加者からは以下のようなコメントを頂戴しております。
- 自分はオールドタイプだと思っていたけど、まわりにニュータイプすぎる人がいるから、相対的に自分がオールドタイプだと思い込んでいるだけなのかも…と思うようになりました。実は結構ニュータイプなのかもしれません。
- 議論が多方面からできて面白かった。アート鑑賞もできてよかった。絵のタイトル出しがおもしろかった。
- みんなアートに何らかの興味があることにあせりました。沖縄というキーワードをきっかけにもっと興味がもてればよいです。
- 「ニュータイプの時代」に対して様々な感想を持っていらっしゃることに触れることが出来て良かったです。まだ、アート鑑賞では、視点を変えていくことの重要性を理解できました。
FEDでは、これからも引き続きはたらける美術館とともに読書会を実施することで、右脳と左脳の両方を刺激していく場づくりをしていきたいと考えております。