FEDで振り返る2019年
①アート系読書会
今年はアート系を題材に扱った読書会を複数行いました。具体的に課題図書は以下です。最初は「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか」の読書会をアートを鑑賞しながら実施するという会から始まり、その流れで複数のアート関連の読書会を実施しました。
ミンツバーグは経営には「アート」「クラフト」「サイエンス」の3つが必要と喝破しています。FEDではこれまで「クラフト」と「サイエンス」に関する勉強会が多かったのですが、今年は経営の3つ目の要素である「アート」を扱えたことで、一気に読書会と参加者に幅が増えたと感じております。
当日の 読書会の様子は以下にまとめております。
②著者をお招きした読書会
今年も多くの著者をお招きした読書会を開催することができました。具体的には以下の本の著者をお招きできました。
著者をお招きした読書会では、google formやslidoを使って、参加者の方からリアルタイムで質問を頂戴して、その場で著者に回答をしていくような仕組みを導入しました。この仕組みを導入したことで、より著者と参加者とでインターラクティブな空間を創ることができたように感じております。
③コラボイベント
FEDは2011年から「未来の金融をデザインする」をミッションに経済や金融に関する読書会や勉強会を開催してきました。そのような中、今年は良い意味で、枠組みを超えて様々なイベントを実施することができました。具体的には以下です。
最初はソフトバンクの100%子会社で本郷三丁目にあるDeep coreと新生銀行との共催で財務人材とTech人材をマッチングするイベントを実施ました。完全非公開イベントでしたが50人近くの人にご参加いただけました。
次に早稲田NEOとの共同のイベントや中央大学MBA(CBS)での読書会の実施等、教育機関とのコラボレーションもできました。
事務局長の村上が所属するGOB Incubation Partnersとの共催でWork Desing Labの代表理事の石川さんをお招きして新規事業に関する勉強会も開催しました。
最も印象的だったのは、コピーライターの梅田悟司さんと日比谷ミッドタウンのBASE Qで「名もなき家事」に関する読書会を実施できたことです。この読書会では、FEDがこれまで培ってきた読書会の運営ノウハウを最大限活用して、新たなタイプの読書会を開催することができました。当日はNHKの取材も入ってくださいました。当日の様子は以下をご参照願います。
④時事ネタ勉強会
①〜③を見ていただくとわかる通り、例年よりも経済や金融系の読書会が少なかったように感じますが、時事ネタの勉強会として、外国人労働者受け入れ、増税、老後資金2,000万円レポート等も実施しています。来年はオリンピックもありますし、例年以上に時事的な勉強会も実施していきたいと思っております。
⑤経済関連記事の投稿
今年は少しだけですが、過去の勉強会 で学んだことを踏まえて、経済記事の投稿をしました。本当は月1ペースぐらいで更新をしたかったのですが、忙しさを理由に結局あまり進めることができませんでした。書きたいネタはそれなりに結構あるので、来年はもう少し更新頻度を増やしていきたいと考えております。
以上、FEDで振り返る2019年でした。今年は、FEDの前身となるマンキュー経済学読書会を開始してから丸10年となりました。10年前はマンキュー経済学読書会が今のように発展していくとは夢にも思っておりませんでした。このような発展を遂げることができたのは参加者、ゲストの著者等の皆様のおかげです。改めて感謝申し上げます。
2020年は経済と金融という軸を大切にしながらも、FEDの可能性に蓋はせずに幅広に色々なことにチャレンジをしていきたいと考えております。