未来の金融をデザインする

主に経済や金融に関する記事や開催した読書会や勉強会の報告を書いております。

【開催報告】2013年8月18日(土) 企業価値評価勉強会light「合わせて学ぶ会計&ファイナンス入門講座」

真夏の7週連続勉強会の最後は、「あわせて学ぶ会計&ファイナンス入門講座」を課題図書として、同書の著者の一人である田中慎一さんをお招きし、会計とファイナンスの基礎について学びました。詳細は以下の通りです。

あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座

あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座

前半では、田中さんに企業の財務諸表の見るべきポイントを解説していただき、後半では、メガネ会社3社のケースを使って、グループに分かれて、ディスカッションを行いました。

印象的だったのは、同書のあとがきにも書かれている田中さんの海外出張時のお話です。海外の企業は日本に比べてコーポレートファイナンスに対する理解が格段に進んでおり、中東の現地の上場をしていない企業でも、経営陣がファイナンスに関するスキームや資本構成について、議論が出来るとのことです。今日の中でのお話でもありましたが、事業戦略とファイナンス戦略は表裏一体であり、事業を深く理解するためには同時にファイナンス戦略も理解する必要があり、逆もまた真となります。本書は、日本でも一層コーポレートファイナンスの理解が進むよう、様々な想いが込められて書かれているそうです。

我々FEDも同様の想いと問題意識をもって、今後も英語と日本語のテキストを両方使いながら、グローバルスタンダードのレベルでのコーポレートファイナンスの勉強会を開催していく所存です。今後もマッキンゼー企業価値評価を用いた勉強会は続けていきます。コーポレートファイナンスに興味を持たれた方は是非参加していただければと思います。ご参加お待ちしております!