読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

未来の金融をデザインする

主に経済や金融に関する記事や開催した読書会や勉強会の報告を書いております。

【開催報告】2013年1月6日(日)金融経済読書会Special「世界の経営学者はいま何を考えているのか」読書会

明けましておめでとうございます。FED事務局長の村上です。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

ブログはだいぶご無沙汰となっておりましたが、2012年は、1年間で62回の勉強会を開催することが出来ました。またおかげさまで年末にはマンキュー経済学勉強会も3年かけて無事終えることが出来ました。そんな勢いの中、今日は2013年第1回目の勉強会である金融経済読書会Special『世界の経営学者はいま何をかんがえているのか』読書会の報告をさせていただきます。勉強会の概要は以下の通りです。

世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

過去最高の参加人数となった金融経済読書会の課題本は「世界の経営学者は何をかんがえているのか」です。元々はLiving in Peaceの慎さんがtwitterで本書のことを紹介しており、興味をもって読んでみたところ、抜群におもしろかったので課題図書としてました。どの分野であれ、アカデミックな内容をかじったことがあったり、興味があったりする人ほど、本書の凄さを実感できるのではないかと思います。紹介されている内容も、論文を元に引用しているからしっかりしているにもかかわらず、エッセイ風に書かれているので、すらすら読むことが出来ます。

うれしい誤算とはいえ、まさか年初からこんなにも参加者が集まってくれるとは予想しておりませんでした。普段FEDに参加したことがない人にも多くご参加していただけたのも主催者としては非常にうれしく思います。
本日どのような議論がなされたかは、togetterをご参考にしていただければと思います。幸いにも、著者の入山先生からもつぶやきをいただきました。
本日のディスカッションを通じて感じたことは、経営学は経済学に比べて議論がしやすいということでした。その理由は、経済学をテーマに議論する場合は、話が大雑把になってしまい、どこか他人事のように聞こえてしまう傾向がありますが、経営学の場合は、自分のこととして、職場をイメージをして地に足のついた議論が出来るからではないかと思います。
実際、本書の5章で出てきたトランザクティブメモリー(組織の各メンバーが他のメンバーの「誰が何を知っているか」をしっておくこと。Who knows what)や8章のthe strength of weak ties(弱い結びつきの方が多様な情報を効率的に伝播させる)等は、参加者皆様がご自身の体験を元にいろいろとお話ししてくださいました。
FEDでは、「未来の金融をデザインする」ことをミッションとしており、そのキーワードとして「Business」「Real」「Academic」を3つを用いています。本日の読書会では、Academicを紹介している本書を通じて、自ら携わっているBusinessや取り組みを、Realな体験を元に意見交換が出来たと感じており、まさにFEDが目指す読書会の一つを体現できた手応えがありました。何より皆様に本書を通じて、academicに対して興味関心を持っていただけたことが主催者冥利につきます。ご参加された皆様には改めてこの場をお借りして御礼申し上げます。

最後になりましたが、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

当日はご紹介した本を以下の通りです。
【経済学ディシプリン

組織の経済学

組織の経済学

戦略の経済学

戦略の経済学

戦略の経営学

戦略の経営学

認知心理学ディシプリン

場の論理とマネジメント

場の論理とマネジメント

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)

社会学ディシプリン

遠距離交際と近所づきあい 成功する組織ネットワーク戦略

遠距離交際と近所づきあい 成功する組織ネットワーク戦略

なぜ3人いると噂が広まるのか (日経プレミアシリーズ)

なぜ3人いると噂が広まるのか (日経プレミアシリーズ)